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夜の乙女

​作詞・作曲 むらこ

風向きを変えた
誰かの話を
涼しい顔で
多分聞き流してたと思う


どちらかというと
その人が好きで
お酒を飲まなきゃ
情けなく思ってたと思う


うまく隠せないお互いの日々が
邪魔になりあって
どうしようもなくて笑った


夜の細い帰り道を行く、行く、行く
私の姿はどっかの誰かのあの子には
酷く悲しく悲しく見えたとさ

毎日会っていた
その人の家の
あの人のことは
…多分知ってたよ


ずっと抑えきれない
にやけ笑いを
私馬鹿だから
何時迄も続けてたと思う


「ほんと気があうね」とかつまらない事と
先走った言葉が
邪魔になりあって笑った


泣いた後も全てを重ねた日々も、気持ちも恥ずかしいから
「誰にも話せないね」って当たり前すぎる話だったわ

夜の細い帰り道を行く、行く、行く、もういいから!
「ちょっとは追いかけて」だなんて
今じゃ可愛いこと言えたのに

酷く悲しく悲しくなったとさ

うた むらこ

演奏・録音・アレンジ・プログラム みつお

​プロデュース 髭蔵

[ライナーノーツ]

雨女のつづきのお話。

フラれちゃった帰り道のひとりぼっちと、彼にはなんのマイナスもなかったみじめさ…。

わたしはこうやって自分をかわいそうがる子が苦手なので「私馬鹿だから」あたりを歌うときはいらいらします。

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